日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
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本会記事 (30巻3号)

I. 平成17年度第1回常任評議員会議事録


II. 平成17年度第2回常任評議員会議事録


III. 日本農薬学会第30回記念大会報告


IV. 平成18年度日本農薬学会賞受賞者選考委員会



I. 平成17年度第1回常任評議員会議事録


 日 時:平成17年5月14日(土)12:15〜16:00
 場 所:植物防疫会館3階会議室
 出席者:常評出席者15名

ホームページに掲載している梅津会長メッセージ,各常任評議員の任務分担,17期,18期常任評議員会の方針についての確認,了承を行ったのち議事に入った.

 議 事:
 I. 経過報告

1. 第30回大会報告:大会概略に関して報告があった.大会報告と会計報告は後日提示される予定.
2. ポスト農薬学会セミナー:農薬学会終了後,3月23日に表記セミナーが開催された(主催:ポスト農薬学会セミナー関西実行委員会,共催:防虫科学研究所,日本農薬学会).好評であり活発な議論が展開されたことが報告された.また大会,セミナーに招聘した外国研究者への援助をいただいた財団法人三共生命科学研究振興財団への報告書についての検討を行いこれを承認した.
3. 常任編集委員会:4月23日に開催された常任編集委員会に関する報告があった.
・30巻2号の出版準備は順調であり,手持ち論文数についても例年並に推移していることが報告された.
・雑誌の学術的価値を示す指標の一つと考えられているインパクトファクターに関する説明があり,この数値を上げるための施策について検討した.
・30巻3号の掲載内容についての報告があり,承認された.
・英文タイトルの表記スタイル変更について報告があり,準備を始めることが承認された.
・論文賞の対象を過去2年から1年に変更することが承認された.
・英文総説を常に掲載努力すること,その査読ルールを設ける方向で検討することが承認された.
・論文審査の審査期限を早くすることが承認された.
・電子投稿体制の導入について議論を始めることが承認された.
・論文におけるカラーグラフィックの著者負担を軽減する方向で検討することが承認された.
・学会誌年6回発行について引き続いて検討することが承認された.
4. IUPAC2006:組織構成図についてその組織概要と常任評議員の役割分担について説明後,その内容につい検討し承認した.また支出概算,収入概算についての説明があった.
5. 農薬学会関連委員:各委員会の構成について説明があり,承認された.
6. 環境委員会:現在までの経過報告について報告があった.
」 ・農薬の安全性等に関するセミナー開催については,農薬工業会が類似の内容で開催していることもあり委員会内で検討中である.
・残留農薬分析セミナーについては,本年度も昨年同様基礎コースと経験者コースを開催予定であり,テキストも11月に改訂予定である.
7. ペイオフ対策:ペイオフ制度への対応として,三井住友銀行に預けていた普通預金,定期預金を全て決済用預金口座にし,口座の代表者名も変更したことが報告された.
8. ホームページ(HP)委員会:
・HP委員会活動指針を作成したことが報告された.
・HPを刷新したことが報告された.
・今後の課題として,各集会の参加,発表のオンライン申し込み化,論文のオンライン投稿化,会員名簿のオンライン化,英語コンテンツの充実化,学会からの発信,が挙げられた.今後関連委員会と協力して検討していくことで了承された.

 II. 議案

1. 入退会の承認(平成17年3月12日〜平成17年5月11日):(1)入会 正会員11人,学生会員2名,団体会員1件,(2)退会 正会員12名,学生会員2名,団体会員2件であることが報告された.ただし一部の退会希望正会員に対しては,学会に残っていただくことを依頼する文書を送付することとした.また学会費不払いによる自然退会者についても,次回の常任評議員会までに名簿を作成して慰留することを検討することにした.
2. 常任評議員会の年間スケジュールについて検討を行い,一部を残して決定した.
3. 会員名簿:本年度より施行された個人情報保護法に関わる問題として学会員名簿発行について議論を行い,情報収集を行った後に詳細な検討を行うことにした.



II. 平成17年度第2回常任評議員会議事録


 日 時:平成17年5月14日(土)12:15〜16:00
 場 所:植物防疫会館3階会議室
 出席者:常評出席者15名
 議 事:
 I.経過報告

1. IUPAC2006:IUPAC2006 3rd Circular準備状況についての報告があった.現在までに決定したKey note lecture演者,Plenary lecture演者,商業展示,ランチョンセミナーや,excursion等の概要について説明があった.
2. 「21世紀農薬科学への提言」記念記事(学会誌記念号)について:30巻3号掲載予定の記事についての報告があった.各原稿はすでに著者校正済みであり,作業は順調に推移していることが説明された.
3. 会計報告:平成17年度5月31日付収支実績についての報告があった.ほぼ予想通りに推移していることが確認された.また農薬学会設立30周年記念行事収支についての報告があり,承認された.
4. 環境委員会:現在までの経過について以下の報告があった.
・残留農薬分析セミナーについては,本年度も昨年同様基礎コースと経験者コースを開催予定であり,テキストも11月に改訂予定である.
・学会開催時についてのセミナー開催については今後の検討課題とすることにした.
5. ホームページ(HP)委員会:HP委員会活動指針について,HP開設目的,HP委員会の任務を確認した.
・学会誌掲載の情報との相補性について今後の検討課題とした.
6. 学術小集会の英文紹介について:「小集会」の名称を含んだ活動内容について英文校閲を行い,小集会活動の紹介を推進することが確認された.
7. 受賞者選考委員会:同日午前中に開催された日本農薬学会授賞選考委員会の内容について報告があった.日程,選考要領について質疑を行い,今後の選考活動内容を確認した.
8. その他:
・技術士対応委員会の担当委員の決定と今後の活動内容について説明があった.
・文部科学省学術賞,大河内賞,学術振興会奨励賞の学会推薦については見送ることを確認した.
・報農会理事長の交代が報告された.

 II. 議案

1. 入退会の承認(平成17年5月12日〜平成17年6月22日):(1)入会 正会員2名,学生会員1名,団体会員2件,(2)退会 正会員6名,学生会員1名.
2. 補助金制度について:日本農薬学会研究補助金制度発足の背景,概略,そして公示文案について説明があった.特に財源措置を中心にした議論を行い,制度発足の方向で今後も検討を行うことにした.
3. 学会の広報活動について:10月18日から韓国済州島で開催されるアジア太平洋昆虫学会議において応用動物昆虫学会と共同で農薬学会の宣伝活動することを検討した.常任評議員で会議参加者が宣伝活動を担当し,IUPAC2006と,農薬学会活動を紹介する英文パンフレットを作成し用意することとし,英文パンフレット作成担当委員を決定した.
4. その他:
・会費未納者について:会費未納者リストに基づいて未納者の取り扱いについて検討を行い,2年度分の未納者に対しては学会に残っていただくことを慰留することとした.
・個人情報の取り扱いについて:本年度より施行された個人情報保護法に関わる問題として学会員名簿発行について議論を行い,従来の形での名簿は発行しないことを確認した.また入会申込書の書式を変更することを確認した.
・銀行口座に関する打ち合わせ:ペイオフ対策としての銀行口座の整備を承認した.また振り込み費用の節約と学会事務局員の負担軽減を目的としたインターネットバンキングが可能な振り込み決済用口座の設置を承認した.ジャパンネット銀行に口座を開設し運用する予定.



III. 日本農薬学会第30回記念大会報告


日本農薬学会第30回記念大会は,下記の日程で設立30周年記念行事と併せて開催されました.
日 時:平成17年3月18日(金)〜20日(日)
会 場:明治大学駿河台キャンパス
18日 総会,授賞式,受賞講演(業績賞),設立30周年記念式典,記念講演会,パネルディスカッション 祝賀及び会員懇親会
19日 一般講演,特別講演,ランチョンセミナー,シンポジウム,Casida教授講演
20日 受賞講演(奨励賞),シンポジウム,一般講演,ランチョンセミナー
本大会には,参加者545名と招待者90余名を含め635名余の参加を得て盛況のもとで開催できました.5題の受賞講演,特別講演(1題),農薬生物活性研究会と農薬レギュラトリーサイエンス研究会との共催による2つのシンポジウム(10課題),さらに98題の一般講演が行われました.
設立30周年記念行事では,安部会長の挨拶に始まり,功労者への感謝状贈呈や来賓のご挨拶等の記念式典が行われた.その後,「農業・農薬と教育」をテーマにして,陽 捷行先生と中津川 勉先生の記念講演がなされました.これを受け梅津副会長の司会のもとで6名のパネリストによるパネルディスカッションがもたれました.その後の祝賀・懇親会は,招待者を含め350名余の参加を得て,盛大に開催することが出来ました.
大会会計は以下の通りとなりました.ご協力とご支援を頂いた参加者各位及び会場を提供して頂いた明治大学,さらに広告掲載やランチョンセミナーに協力頂いた企業・団体に厚く感謝申し上げます.経費の一部は,学会事務局に返還し,さらに2006 IUPAC農薬化学国際会議基金に寄付させて頂きました.

日本農薬学会第30回記念大会組織委員長 杉山民二

第30回記念大会にあたり,財団法人三共生命科学研究振興財団から外国人学者招聘助成金を受領致しました.厚くお礼申し上げます.


IV. 平成18年度日本農薬学会賞受賞者選考委員会(第一回)


日 時:平成17年6月25日(土)10:00〜11:45
場 所:植物防疫会館3階会議室
出席者:松本宏委員長,安部俊博,赤松美紀,有江力,内田又左衛門,利部伸三,田中啓司,坪井真一,夏目雅裕,芳賀隆弘,三冨正明,(総務)浅見忠男(以上選考委員出席者 11名,欠席者4名)
議 事:

1. 平成18年度日本農薬学会賞受賞者選考委員会委員の名簿を確認した.
2. 平成17年度日本農薬学会賞受賞者選考委員会の議事録(第1回)と選考手順を確認した.
3. 順次平成18年度日本農薬学会表彰規定,日本農薬学会賞受賞者選考基準,そして日本農薬学会賞受賞候補者の選考に関する内規,学会賞選考タイムスケジュール,日本農薬学会賞受賞候補者推薦要領についての検討を行った.
 1)日本農薬学会表彰規定については昨年度の内容を確認し平成18年度に適用することを確認した.
 2)平成18年度日本農薬学会賞受賞者選考基準11項に示される内容について,論文賞と業績賞または論文賞と奨励賞の同一年度受賞の妥当性について議論し,常任評議員会で諮ることとした.(常任評議員会は同一年度受賞は妥当であると決定した.)
 3)平成17年度日本農薬学会賞受賞候補者選考に関する内規1ミ1)項に示される内容について議論を行い,「主査と候補者の直接的な連絡は原則禁止し」を「主査と候補者の直接的な連絡は禁止し」と変更すること,3ミ2)項について「原則として・・・」以下を削除することを決定した.
 4)タイムスケジュールについてはこれを承認した.
 5)平成17年度農薬学会賞受賞候補者推薦要領について,8項に記載される論文に関する既述を以下のように変更することにした.「7項の資料とは,本学会誌に発表された論文またはこれに準ずると認め得るものとする.奨励賞および業績賞(研究)については,資料のうち少なくとも 1 論文は本学会誌に審査を経て発表されたもの(ただし総説等は除く)とする(編集委員会で受理され印刷中のものを含む).」

以上の決定に基づき候補者の選考を行うことを決定した.



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