日本農薬学会誌

新たに分離したAspergillus nigerによる除草剤チオベンカーブ・ブタクロール・モリネートの分解

Mercè Torra-Reventós,矢嶋征雄,山中 茂,児玉 徹

日本農薬学会誌 29, 214-216 (2004)

 チオベンカーブ(S-4-chlorobenzyl diethylthiocarbamate)は水田雑草に使われているチオカーバメート除草剤である.チオベンカーブの分解菌の検索を行い,一株を単離しAspergillus niger van Tieghemと同定された.本株の液体培養におけるチオベンカーブ分解の最適条件はpH 5.5および30。Cであった.本菌株は除草剤モリネートおよび除草剤ブタクロールの分解能ももつことが分かった


日本農薬学会

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