Vol. 25, No.4(平成12年11月20日発行)

 本会記事

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I. 平成12年度第3回常任評議員会議事録

 日 時:平成12年9月30日(土)12:00〜17:05
 場 所:日本植物防疫協会3階会議室
 出席者:11名
 議 事
 1. 経過報告
 1) 編集委員会:7月22日(土)に開催された常任編集委員会の内容,25巻4号の掲載予定,論文の審査状況(7月17日現在審査中の原稿37編,うち本年度受付分32編(昨年同時期より12編増加))について報告があった.また,9月9日(土)の臨時常任編集委員会において論文賞の選考を行い,編集委員から推薦のあった12編の中から投票で1名の受賞候補者を選考した経緯について説明があった.さらに,25巻3号に,24巻に掲載された論文について誤植の訂正シールが挟み込まれたことが報告されると共に,今後における訂正の出し方に対するルールを決める必要性が指摘され,常任編集委員会に検討が依頼された.
 2) 第26回日本農薬学会大会:西村勁一郎第26回大会組織委員長から大会のスケジュール,特別講演の演者,シンポジウム2件(それぞれバイオテクノロジー,レギュラトリーサイエンス研究会と共催)の内容,参加申し込み法,組織委員会委員について説明があり,準備が順調に進んでいる旨の報告があった.
 3) 環境委員会:シンポジウム「環境と農学」が9月29日(金)に玉川大学で開催され,環境委員会が共催した.今年の「農薬と環境と安全性シンポジウム」は三重県で開催される予定である.
 4) 学会賞選考委員会:平成13年度日本農薬学会賞候補者として,業績賞(研究)2件,業績賞(技術)6件,奨励賞4件,および論文賞1件の推薦があった.また,今年は日本農学賞の候補者を推薦できる年に当たっており1名の推薦があった.業績賞および奨励賞に関しては現在それぞれ主査,副査を依頼して審査中であり,10月7日(土)に第2回選考委員会を開催して候補者を決定する.
 5) 平成12年度三学会長懇談会:農薬学会,植物病理学会,および応用動物昆虫学会の会長,総務担当責任者と,植物防疫研連の学術会議会員による定例の懇談会が9月27日(水)に開催された.科学研究費の細目「植物保護」の一段審査員は昨年同様,植物病理学会と応用動物昆虫学会から各2名,農薬学会と雑草学会から各1名となった.今年開催されなかった「植物保護・環境シンポジウム」は来年開催される.また,三学会とも国際植物保護科学会(IAPPS)のAffiliate Memberとなることが確認された.農学賞の推薦における3学会の輪番性はもう一回り続けることで合意した.
 6) 日本学術会議:7月3日(月)に植物防疫研究連絡委員会が開催された.本年10月から第18期が新しい会員および研究連絡委員でスタートする.本学会から推薦の近内宇都宮大学名誉教授が会員となったことに伴い,本会選出の研連委員は1名となる.
 7) 財務委員会(議案として検討:議案の項参照)
 8) 月例会計報告:8月末現在の会計について,総務から収入・支出ともほぼ予定通りである旨の報告があった.
 9) その他:本学会が共催している構造活性相関シンポジウムにおける招致者の経費の一部について負担要請があることについて対応を協議し,他の共催学会の状況を調査して対応することとした.
 2. 議 案
 1) 入退会の承認(平成12年6月11日〜9月5日):入会:正会員15名,団体会員2団体,退会:正会員24名,団体会員1団体の届け出があった.ただし一部の退会希望正会員に対しては,学会に残っていただくことを依頼する文書を送ることとした.
 2) 第14期役員選挙の名簿作成:次期評議員選挙のための候補者名簿を会員からの推薦者を含めて作成し,併せて監事候補者の選考を行った.
 3) 次期編集委員会:次期の学会誌編集委員長に大阪府立大学西村勁一郎氏を選出し,就任を依頼した.
 4) 第27回日本農薬学会大会:27回大会の開催を打診していた茨城大学農学部児玉 治氏から提出された開催計画の概要について総務担当から説明があり,了承された.
 5) 日中農薬科学シンポジウム:2001年に日本での開催が予定されていたが,中国側の役員等の体制変更に伴い今後の方針を決めるのに時間が欲しい旨の書簡が大川副会長に届いていることが紹介され,今後開催時期や方法を中国側と調整することとした.
 6) 今後の財務計画について:平成14年度から正会員会費を現行の6,000円から8,000円に値上げし,学生会員会費については将来の正会員を確保するため3,000円から2,000円に値下げするすることを案とし,13年度総会に提案する.また,会長から,将来計画委員会での検討資料とするため今後10年間における財務計画の作成が財務委員会に要請された.
 7) その他
 ・論文賞選考の際の筆頭著者の寄与度について調べる必要性,さらに選考された論文から受賞候補者を選考するプロセスにおける問題点について討議した.
 ・インターネット会員制や会誌の論文を電子的に配信して引用を増やすような方策の検討が次期執行部への要望として出された.併せて学会誌の名称を再考する必要性も指摘された.
 ・IAPPSにはAffiliate Memberとなる決定がされたことを会長名で通知する.
 ・日本学術振興会の出版助成金に応募するための調査が総務担当に依頼された.
 ・総会資料は会誌と同じA4判で作成することとした.

II. 平成13年度日本農薬学会賞受賞者選考委員会(第2回)議事録

 第2回委員会は,平成12年10月7日(土)に日本植物防疫協会会議室において,大川秀郎委員長と13名の委員が出席して開催された.平成13年度の各賞の推薦は奨励賞4件4課題,業績賞(研究)2件2課題,業績賞(技術)6件6課題であった.選考基準に従って選考を行い,奨励賞2件,業績賞(研究)1件,業績賞(技術)3件の受賞候補者を決定した.
 また,平成13年度の日本農学賞候補者の推薦者を決定した.

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日本農薬学会国際学術交流基金による国際会議派遣研究者募集について

 日本農薬学会では平成13年5月1日より平成13年12月31日までの期間に開催される国際会議等へ出席のため海外へ渡航する者に対し,下記によりその費用の一部を援助いたします.
 1. 応募の資格
 1 平成13年12月31日現在満50歳未満の正会員または学生会員であること.
 2 研究発表を行う者,あるいは,オーガナイザー,座長等の依頼を受けた者.
 2. 援助額および派遣研究者数
 航空運賃の実費(1件30万円以内とする)
 派遣研究者若干名.
 3. 報告の義務
 帰国後,報告書の提出を求める.
 4. 応募の方法
 所定の申請用紙に下記項目を記入のうえ提出してください.
 1 申請者氏名 印 生年月日
 2 所属機関およびその所在地,連絡先など
 3 出席する国際会議の名称,開催地,開催期間など
 4 研究発表者氏名および発表題目,オーガナイザー,座長等の場合はそのセクション,依頼状など
 5 航空運賃見積書
 6 関係書類があれば添付する.
 7 学生会員の場合は指導教授の推薦を必要とする.
 5. 選 考
 国際学術交流基金委員会で選考し,常任評議員会の承認を得たうえで本人に通知する.
 6. 応募の締切
 平成13年3月20日
 申請希望者は応募規定および申請用紙を下記に請求してください.
  〒170‐8484 東京都豊島区駒込 1‐43‐11
  日本植物防疫協会内 日本農薬学会事務局
  Tel. 03‐3943‐6021

理化学研究所研究員公募(分子昆虫学研究室)

 当研究室では,昆虫ホルモン・昆虫ウイルスを切り口として,分子生物学的アプローチから昆虫の多様な機能発現の分子機構の解明を目指しています.今回,研究員1名を募集します.
 1 着任時に博士号を取得しており,35歳以下の方.
 2 分子生物学の経験があり,新しい系,方法論の開発に意欲的に取り組む方.
 3 ポスドク経験者が望ましい.
提出書類:1履歴書(写真貼付),2研究業績目録および主要論文の別刷3編,3従来の研究の概要と今後の研究の抱負(A4サイズ1枚),4推薦書1通および所見を求め得る方2名の氏名・連絡先,その他,選考の参考となる資料.
応募締切:平成13年1月15日(必着)
採用時期:平成13年4月1日
書類送付先/問合せ先:〒351‐0198 和光市広沢2‐1
理化学研究所分子昆虫学研究室 松本正吾
TEL: 048‐467‐9520 FAX: 048‐462‐4678
E-mail: smatsu@postman.riken.go.jp


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