テーマ:土壌環境における農薬の残留とその評価及び対策
農薬環境科学研究会は、毎年、農薬の環境科学に係わる最新の話題を提供してきました。本年は、「土壌環境における農薬の残留とその評価及び対策」をメインテーマに昨年の徳島県に引き続き山形県で開催します。
病害虫や雑草の防除を目的として使用された農薬は、その大部分が農耕地等の土壌に処理または最終的に到達し、分解、移動して消失することが知られています。しかし、現在、過去に農業生産場面で広く使用された土壌残留性の高いDDTやドリン剤などの農薬が難分解性有機汚染物質(POP’s)に指定されて対応が求められ、特に1971年の農薬取締法改正で使用禁止となったドリン剤が現在も農耕地土壌に残留し、キュウリから検出されて問題となっています。更に、土壌中に長期に残留する農薬に対応するため、現在、半減期1年以内を規定している土壌の農薬登録保留基準を半減期半年以内に改訂する案が検討されています。
そこで、今回は農薬の土壌における残留動態に焦点を当てていろいろ考えてみたいと思います。多数の皆様の参加をお待ちしています。
日 時:平成17年10月27日(木)〜28日(金)
会 場:〒994-0025 山形県天童市鎌田本町 2-1-3
天童ホテル
TEL : 023-654-5511 FAX : 023-654-5517
参加費:農薬学会員 20,000円
非学会員 23,000円
エクスカーション参加費 2000円 (昼食代1000円を含む)
参加申込方法:ここをクリックし「参加申込書」をダウンロードして、必要事項を記入し、平成17年9月30日までに、FAXで下記申込先へ
申込先:株式会社JTB東北 山形支店 担当 渋谷あて
TEL : 023-641-9500 FAX : 023-641-5922
参加費支払方法:上記の合計金額を確認の上、平成17年9月30日までに下記の口座に振り込んでください。
(振込手数料は自己負担にて)
口座名 株式会社ジェイティービー東北
口座番号 みずほコーポレート銀行
十四号支店 普通 2139870
[プログラム]
第1日目(10月27日)
13:00〜13:10 あいさつ
13:10〜13:55 1.農薬の土壌環境における動態と残留実態
片山 新太(名古屋大学)
13:55〜14:40 2.農薬の土壌環境におけるモニタリング手法
渡邊 裕純(東京農工大学)
14:40〜14:50 休憩
14:50〜15:35 3.農耕地土壌中におけるドリン系農薬の残留実態
橋本 良子(東京都農林総合研究センター)
15:35〜16:20 4.土壌残留ドリン剤の作物吸収と対策技術
荒尾 知人(農業環境技術研究所)
16:20〜16:30 休憩
16:30〜17:15 特別講演1
山形県における農産物の安全性確保対策について
清水浩太郎(山形県農林水産部エコ農業推進室)
18:00〜20:00 懇親会
第2日目(10月28日)
8:45〜 9:30 特別講演2
農薬の陸域生態影響とその評価
藤田 俊一(日本植物防疫協会)
9:30〜 9:40 休憩
9:40〜10:25 5.土壌残留及び水質汚濁に係る登録保留基準の改訂について
小出 純(環境省水環境部農薬環境管理室)
10:25〜11:10 6.土壌埋設農薬の実態と対応(仮題)
小倉 一雄(農林水産省農産安全管理課農薬対策室)
11:10〜11:20 休憩
11:20〜12:00 総合討論
13:00〜15:00 エクスカーション(定員50名を予定)
「全農山形県本部による出荷前農産物残留農薬分析への取組み」
全農山形県本部−山寺
問い合わせ先:
〒990-2372 山形県山形市みのりが丘6060-27
山形県農業総合研究センター 農業環境研究部
梁瀬 正裕
TEL 023-647-3500 FAX 023-647-3507
E-Mail:yanasem@pref.yamagata.jp
〒346-0037 埼玉県久喜市六万部91
埼玉県農林総合研究センター
中村 幸二
TEL 0480-21-1117 FAX 0480-21-1117
E-Mail:a0105451@pref.saitama.lg.jp
(2005/05/20掲載) (2005/08/08 更新)