日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文24巻1号

N-(4-トリフルオロメチルフェニル) カルバモイルピラゾリン系化合物の対掌体のN-メチル化による殺虫活性に対する効果

西村勁一郎,久語良太郎,多田俊治,大岡 朗

日本農薬学会誌 24, 49-51 (1999)

殺虫活性をもつmethyl 3-(4-chlorophenyl)-1-[N-(4-trifluoromethylphenyl)carbamoyl]-4-methyl-2-pyrazoline-4-carboxylate(N-H体)の光学異性体を分離し,それぞれのN-Me体を合成した.ワモンゴキブリとイエバエに対する殺虫活性を,それぞれ注射法と局所施用法で測定した.N-Me体の殺虫活性はN-H体とほとんど変わらず,S体はR体より約10〜55倍高かった.X線結晶椎造解析によると,N-H休は伸びた分子構造を,N-Me体は折れ曲がった構造をしていた


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