日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文26巻3号

Photosynthetic Electron Transport Inhibitory and Herbicidal Activities of 2-(N-Acylbenzylamino)-4-methyl-6-fluoroalkyl-1, 3, 5-triazine Derivatives
2‐(N‐アシルベンジルアミノ)‐4‐メチル‐6‐フルオロアルキル‐1,3,5‐トリアジン系化合物の光合成電子伝達系阻害活性および除草活性<


Eiji KOTAKA, Shinpei OHKI, Nobuhiro KUBOYAMA, Aiko OHKI, Kazuya KOIZUMI, Hitoshi KOHNO, Ko WAKABAYASHI
小高英二,大氣新平,久保山信弘,大木愛子


日本農薬学会誌 26, 257-260 (2001)

 2‐(N‐アシルベンジルアミノ)‐4‐メチル‐6‐トリフルオロメチル‐1,3,5‐トリアジン系化合物を合成し,PET阻害活性及び除草活性を評価した.構造と活性の相関関係を検討したところ,PET阻害活性では,アシル部位の構造により大きな差が見られた.これら化合物の中では,N‐ホルミル誘導体が,他のN‐アルキルアシル誘導体(アセチル誘導体など)よりも約100倍以上強いPET阻害活性を示した.また除草活性においても,この化合物は強い活性を示した.この化合物が強いPET阻害活性と除草活性を示したことから,2‐(4‐クロロ‐N‐ホルミルベンジルアミノ)‐4‐メチル‐6‐フルオロアルキル‐1,3,5‐トリアジン系化合物を合成し,そのPET阻害活性及び除草活性を評価した.試験したほとんどの化合物は,アトラジンよりも強いPET阻害活性を示し,2‐(4‐クロロ‐N‐ホルミルベンジルアミノ)‐4‐メチル‐6‐トリフルオロメチル‐1,3,5‐トリアジンはアトラジンよりも3倍強いPET阻害活性を示した.またこれらの化合物は強い除草活性を示した.しかし,2‐(4‐クロロベンジルアミノ)‐4‐メチル‐6‐フルオロアルキル‐1,3,5‐トリアジン系化合物と比較すると,これらへのN‐ホルミル基の導入は,除草活性向上の改善にはつながらなかった.


Back