日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文28巻1号

Landscape-Scale Simulation of Pesticide Behavior in River Basin due to Runoff from Paddy Fields Using Pesticide Paddy Field Model (PADDY)
農薬水田圃場モデル(PADDY)による水田から流出した農薬の河川流域における挙動予測


Keiya INAO, Yasuo ISHII, Yuso KOBARA, Yasuo KITAMURA
稲生圭哉,石井康雄,小原裕三,北村恭朗


日本農薬学会誌 28, 24-32 (2003)

水田における農薬濃度予測モデル(PADDY)を基に,水田から流出した農薬の排水路および河川における濃度を予測するモデル(PADDY-Large)を開発した.農業水利の観点から,水田地帯を「耕区」,「農区」,「地区」および「広域」の各レベルに分類し,各レベルにおける農薬濃度を推定した.開発したモデルの検証を行うため,水稲栽培地域において農薬のモニタリング調査を行った.幹線排水路における除草剤の濃度は,5月上旬から検出され,5月中旬に最高濃度に達し,その後徐々に減衰した.開発したモデルは,水稲栽培地域における農薬の使用量,使用時期および環境条件を考慮することにより,幹線排水路における農薬の挙動をほぼ予測することができた.


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