日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文29巻3号

5-Aryl-1,3,4-oxadiazole-2-thiols as a New Series of trans-Cinnamate 4-Hydroxylase Inhibitors
5-アリール-1,3,4-オキサジアゾール-2-チオールはトランス-ケイ皮酸4-水酸化酵素の新規阻害剤として作用する


Naotaka Yamada, Yuki Kataoka, Takamichi Nagami, Soonsung Hong, Shinya Kawai, Eiichi Kuwano
山田直隆,片岡由記,永見崇理,洪 淳星,川合伸也,桑野栄一


日本農薬学会誌 29, 205-208 (2004) [抄録/PDF]

5-アリール-1,3,4-オキサジアゾール-2-チオール類が酵母で発現させた交雑ヤマナラシ・キタカミハクヨウ(Populus kitakamiensis)由来のトランス-ケイ皮酸4-水酸化酵素(C4H)を阻害することを見いだした.5-フェニル-1,3,4-オキサジアゾール-2-チオールは既知のC4H阻害剤である2-ヒドロキシ-1-ナフトエ酸と同等の活性を示した.構造と活性の関係を検討した結果,高い阻害活性にはチオール基の存在が必要であった.供試化合物中,5-(3-フルオロフェニル)-1,3,4-オキサジアゾール-2-チオールが最も高い活性を示した.


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