日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文31巻3号

Structure-activity relationships and pathway analysis of biological degradation processes
構造活性相関とパスウェイ解析を用いた環境汚染物質の生分解経路の解析


Tadashi Kadowaki, Craig E. Wheelock, Masahiro Hattori, Susumu Goto, Minoru Kanehisa
門脇正史,Craig E. Wheelock,服部正泰,五斗 進,金久 實


日本農薬学会誌 31, 273-281 (2006) [抄録/PDF]

(定量的)構造活性相関の手法を用いることによって,化合物の生物活性を推測することができる場合がある.しかし,低分子化合物の体内動態や毒性発現プロセスを予測するには不十分であることが多い.これらの挙動をうまく予測するためには,生物学的なデータベースをうまく組み合わせることが重要であると考えられるが,どのように組み合わせて使っていくかという点については,まだ十分には検討されていない.本総説では,(定量的)構造活性相関の手法と代謝経路データベースを組み合わせて使うことにより,内分泌かく乱物質の生分解過程を解析した実例について解説する.


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