日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文31巻4号

QSAR of 2,4-diphenyl-1,3-oxazolines for ovicidal activity against the two-spotted spider mite Tetranychus urticae
2,4-Diphenyl-1,3-oxazoline類縁体のナミハダニTetranychus urticaeに対する殺卵活性のQSAR


Junji Suzuki, Isao Tanji, Yasuhiro Ota, Kazuya Toda, Yoshiaki Nakagawa
鈴木純二,丹治功男,太田泰宏,戸田和哉,中川好秋


日本農薬学会誌 31, 409-416 (2006) [抄録/PDF]

4-フェニル環上にさまざまな置換基を有する2,4-diphenyl-1,3-oxazoline類縁体のナミハダニTetranychus urticaeに対する殺虫活性を古典的なQSARの手法を用いて定量的に解析した.その結果,化合物の疎水性(log Po/w)については最適値が存在し,その値は約7.1であることがわかった.さらに,誘起的電子求引性の高い置換基が導入されると活性が上昇するが,オルト位やメタ位に置換基が存在すると,活性にとって不都合であることが明らかになった.


Back