日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文32巻4号

Spinosad bait treatments as alternative to malathion to control the Mediterranean fruit fly Ceratitis capitata (Diptera: Tephritidae) in the Mediterranean Basin
地中海沿岸のチチュウカイミバエ防除を目的とするマラチオン代替としてのスピノサドベイト剤


Patricia Chueca, Helga Montón, José Luís Ripollé, Pedro Castañra, Enrique Moltó, Alberto Urbaneja

日本農薬学会誌 32, 407-411 (2007) [抄録/PDF]

スペインにおけるチチュウカイミバエの防除は,主としてタンパクベイトと混合した有機りん系殺虫剤,特にマラチオン施用によって行われている.より環境に優しい殺虫剤の開発を目的に,有機りん系殺虫剤の代替としてのスピノサド剤の効果を評価した.室内実験として,ミカンの葉に薬剤を塗布し0〜6日間経過した後にミバエ成虫を放ったところ,スピノサドを0.05〜0.15%含有するSpintor 480 SC®にベイトを添加した製剤は6日以内に昆虫を高い割合で死亡させた.この効果はスピノサド単独剤である10% Spintor Cebo®と同等であった.野外実験では,5% Spintor Cebo®, 0.1% Spintor 480 SC®タンパクベイト剤およびマラチオンを含む 0.5% Malafin 50®タンパクベイト剤はいずれもミバエの成虫数を減少させ,ミカン果実の被害を同程度に抑制した. (文責:編集事務局)


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