日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文33巻2号

Comparative effects of different families of herbicides on recovery potentials in Lemna sp.
異なる作用機作を持つ除草剤によるLemna sp.の増殖阻害からの回復


Munir Mohammad, Kazuhito Itoh, Kousuke Suyama
Munir Mohammad,井藤和人,巣山弘介


日本農薬学会誌 33, 171-174 (2008) [抄録/PDF]

9種類の除草剤がLemna sp.に及ぼす影響について,7日間暴露した後に新しい培地に移したときの増殖阻害からの回復性を検討した.除草剤による増殖阻害と阻害からの回復性は葉状体の数と面積を基準に評価し,無処理区と比較した場合の相対増殖率で表した.Lemna sp.の除草剤の暴露からの回復能力および暴露時と回復時における相対増殖率の相違から,農薬の生態影響リスク評価において回復性を考慮することの重要性が示唆された.


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