日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文33巻4号

Juvenile hormone activity of optically active ethyl 4-(2-benzylalkyloxy)benzoates inducing precocious metamorphosis
>早熟変態誘導活性を有する光学活性なエチル4-(2-ベンジルアルキルオキシ)ベンゾエート類の幼若ホルモン活性


Norihiro Fujita, Kenjiro Furuta, Kiyo Ashibe, Shuhei Yoshida, Naotaka Yamada, Takahiro Shiotsuki, Makoto Kiuchi, Eiichi Kuwano
藤田雄大,古田賢次郎,芦邊希代,吉田周平,山田直隆,塩月孝博,木内 信,桑野栄一


日本農薬学会誌 33, 383-386 (2008) [抄録/PDF]

早熟変態誘導活性を有するエチル4-(2-ベンジルアルキルオキシ)ベンゾエート類をアラタ除去したカイコ4齢幼虫に局所施用した場合,幼若ホルモン(JH)活性を示すことを見いだした.低薬量で早熟変態を誘導するヘキシル誘導体(KF-13)とヘプチル誘導体が比較的高いJH活性を示した.両化合物ともS体の活性がR体より強かった.4-(2-ベンジルアルキルオキシ)ベンゾエート類ではJH活性と抗JH活性の間に相関がみられた.KF-13の4-エトキシカルボニル基を4-エチルや3,4-メチレンジオキシ基に変換すると,JHおよび抗JH活性とも消失した.


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