日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文35巻3号

Juvenile hormone esterase: biochemistry and structure
幼若ホルモンエステラーゼ:生化学と構造


Shizuo G. Kamita, Bruce D. Hammock

日本農薬学会誌 35, 265-274 (2010) [抄録/PDF]

昆虫が正常に発育するには,血リンパ内の幼若ホルモン(JH)濃度が決まった時間に消長することが必要である.JH濃度の低下は,JH生合成の停止とJH代謝の増加によってもたされるが,多くの昆虫種では,JHエステラーゼ(JHE)は共鳴安定化したメチルエステルの代謝を行う.JHEは高いkcat/KM 比で JHを代謝でき,それは主として極端に低いKM に依存している.ここでは,6 つの昆虫目の元来のまたは組換え型JHEの生化学と構造を検証し,JHEをほかのカルボキシルエステラーゼから区別するための最新診断基準を紹介する.また,生物農薬の殺虫効果を上げるためのJHEコード遺伝子の役割について議論する.(文責:編集事務局)


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