日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文35巻4号

Synthesis and anti-juvenile hormone activity of ethyl 4-[(6-substituted 2,2-dimethyl-2H-chromen-7-yl)methoxy]benzoates
エチル4-[(6-置換-2,2-ジメチル-2H-クロメン-7-イル)メトキシ]ベンゾエート類の合成と抗幼若ホルモン活性


Kenjiro Furuta, Norihiro Fujita, Tsubasa Ibushi, Takahiro Shiotsuki, Naotaka Yamada, Eiichi Kuwano
古田賢次郎,藤田雄大,飯伏 翼,塩月孝博,山田直隆,桑野栄一


日本農薬学会誌 35, 405-411 (2010) [抄録/PDF]

幼若ホルモン(JH)とレチノイドの構造を基にして,数種のエチル4-[(6-置換-2,2-ジメチル-2H-クロメン-7-イル)メトキシ]ベンゾエート類およびその誘導体を合成し,カイコ幼虫に対する抗JHとJH活性を調べた.その結果,エチル4-[(6-メトキシ-2,2-ジメチル-2H-クロメン-7-イル)メトキシ]ベンゾエート(3b)が,カイコ3齢幼虫に対して高い早熟変態誘導活性を示すだけでなく,アラタ体を除去した4齢幼虫に対しては,JH活性を示すことを見出した.また,化合物3bを3齢幼虫に処理した際の体液中におけるJH Iおよび20-ハイドロキシエクダイソン(20-E)の濃度変化を調べたところ,JH Iは処理後24時間以内に急速に減少し,早熟変態が起きる直前まで検出されなかったのに対して,3齢期の20-E濃度はほとんど変化しないことが明らかになった.


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