日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文36巻2号

A novel method to prepare methyl (4-trifluoromethoxy)phenylcarbamate and its analogues under mild conditions
メチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバメートおよびその誘導体の穏和な条件における新しい合成法


Jiafu Zhang, Lingzi Zhang, Dequn Sun

日本農薬学会誌 36, 252-254 (2011) [抄録/PDF]

いくつかの市販殺虫剤合成における重要な中間物であるメチル-4-(トリフルオロメトキシ)フェニルカルバメートを,従来の合成方法に比べ,高収率で低コストの2種の方法で合成した.いずれの反応の収率は95%以上であり,いくつかはほぼ定量的であった.我々の方法はその他のアニリン誘導体にも適用でき,高収率で目的物を合成することができた.これら全ての反応は,穏和な条件下で行われ,非常に純度の高い産物が得られた.この方法は,低コストで汚染を軽減したインドキサカルブの製造に利用できるであろう. (文責:編集事務局)


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