日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文36巻4号

Effect of seed weight on estimation of pesticide residue levels in stone fruits
核果類の種子の重量が農薬の残留値評価に与える影響


Kazuaki Iijima, Tomonari Yajima, Mari Nagata, Sawako Sugimoto, Masahiro Fujita, Kiyoshi Sato, Yasuhiro Kato
飯島和昭,矢島智成,長田麻里,杉本佐和子, 藤田眞弘,佐藤 清,加藤保博


日本農薬学会誌 36, 492-494 (2011) [抄録/PDF]

作物残留性試験用の分析試料として提供されたモモ,ウメ,オウトウ,スモモ,ネクタリンの核果作物について,種子とその他の果実部位の重量を調査し,可食部での農薬の残留値(種子を含まない)を全果実での農薬の残留値(種子を含む)に換算するための係数(可食部重量/全果の総重量)を算出した.その結果,国内慣行による種子を除いた核果作物の農薬の残留値を,国際標準に従った種子を含む果実全体の農薬の残留値に換算するために乗じる係数は 0.88(ウメ),0.96(スモモ)の範囲であり,オウトウやウメなどの小粒果実類での方が農薬の残留値を全果実換算した場合の影響が大きかった.核果類に代表される硬質の種子を有する果物については,現行国内慣行による農薬の残留値を,国際標準(種子を含む果実全体)に変更した場合には,わずかに低い値となることを既存データ解析により確認した.


Back