日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文37巻3号

Dispersible silica nanoparticles as carrier for enhanced bioactivity of chlorfenapyr
クロルフェナピルの効力増強キャリアーとして用いる分散性シリカナノ粒子


Mei-Rong Song,Shu-Min Cui,Fei Gao,Yu-Ru Liu,Cai-Ling Fan,Tian-Qian Lei,De-Chang Liu

日本農薬学会誌 37, 258-262 (2012) [PDF/電子付録]

長年にわたり安価に販売されてきた分散性シリカナノ粒子をキャリアーとして用いて、効力が発揮するクロルフェナピルのナノ製剤を試製した。クロルフェナピルを充填したシリカ粒子の大きさは50〜200 nmで、有効成分含量は39.78%である。室内および圃場試験において、ナノレベルの製剤の殺虫力は、マイクロレベル製剤の2倍であることが示された。本論文は、今後のナノ製剤の実用化に向けた重要な基礎的データを提示するものである。(文責:編集事務局)


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