日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan

Detection of the A2' N mutation in the RDL GABA receptor subunits of fipronil-resistant pests Sogatella furcifera and Laodelphax striatellus using a PCR-RFLP assay
PCR-RFLP法を用いたフィプロニル抵抗性ウンカ類のGABA受容体RDLサブユニットのA2' N変異の検出


Toshifumi Nakao, Kangetsu Hirase
中尾 俊史, 平瀬 寒月


Journal of Pesticide Science 38, 157-160 (2013) [抄録/PDF]

ウンカ類はイネの主要な害虫であり,アジアにおいてフィプロニル抵抗性を発達している.セジロウンカとヒメトビウンカのGABA受容体RDLサブユニットのA2'N変異はフィプロニル抵抗性を付与しており,ヘテロ接合体変異であることが示唆された.我々は,個々のセジロウンカおよびヒメトビウンカからA2'N変異を検出するために,迅速なPCRRFLP法を開発した.このアッセイ方法は野外個体からA2'N変異を有するセジロウンカとヒメトビウンカをモニターし,フィプロニル抵抗性ウンカ類を管理する上で有用である.


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