日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan

Factors affecting field-to-field variation in pesticide residue levels in Chinese cabbage and spinach
ハクサイおよびホウレンソウの農薬残留レベルに圃場間変動をもたらす要因の解析


Tomonari Yajima, Masahiro Fujita, Kei Kondo, Kazuaki Iijima, Kiyoshi Sato, Yasuhiro Kato
矢島 智成, 藤田 眞弘, 近藤 圭, 飯島 和昭, 佐藤 清, 加藤 保博


Journal of Pesticide Science 38, 200-207 (2013) [抄録/PDF]

ハクサイおよびホウレンソウにおける農薬残留レベルの圃場間変動の影響を調査するために,8圃場の残留データ2組をそれぞれ異なる年に得た.総計16例のデータにおいて,ハクサイに処理した5種,ホウレンソウに処理した3種の各残留農薬濃度の圃場間での最大振れ幅( 最高値/最低値) はそれぞれ10.5倍と5.7倍であった.施設内で栽培したホウレンソウでは,両年で同一だった6圃場間の残留レベルに良好な相関性が得られた( R2=0.8138).対照的に,露地で栽培したハクサイでは,同様の有意な相関性は認められなかった.本調査で認められたこの作物間での異なる残留傾向は栽培環境の違いによると推察された.さらに,各作物における残留データは試料重量と負の相関関係が認められた.


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