日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan

QSAR of toxicology of substituted phenols
薬理学研究における置換フェノール類のQSAR


Cynthia Selassie, Rajeshwar P. Verma

Journal of Pesticide Science 40, 1-12 (2015) [抄録/PDF]

定量的構造活性相関の手法は,医薬化学・毒性研究におけるリガンドーレセプター相互作用を調べる上で大変有効である.この方法を用いて作りだされるモデルによって,一連の化合物群の分子機構を総合的に理解することができる.本稿では,原生動物から哺乳動物に亘る生命体に対する置換フェノール類の多様な生物活性を比較検証した.置換フェノール類の生物活性とその物理化学性質との相関は,さまざまなモデルでよく一致している.特に,疎水性および電子的効果の2つのパラメーターは,置換フェノール類とその標的分子との間の相互作用に強く関与している.疎水性はπ値あるいは分配係数で表され,電子的効果は分子軌道に関するパラメーターやHammettσ 定数によって表される.これらのパラメーターを用いて解析することで,反応機構モデルの類似性が明らかとなり,分子機構に関与する要因を理解することができる.(文責:編集事務局)


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