日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文28巻2号

Effect of Antibiotics on Formation of Aerial Mycelium and Production of Phytotoxins in Streptomyces spp.
抗生物質がStreptomyces属放線菌の気菌糸形成と植物毒素生産におよぼす効果


Masahiro NATSUME, Miyuki MATSUMOTO, Atsushi OHSHIRO, Ikuko KOZONE, Makoto HASHIMOTO, Hiroshi ABE
夏目雅裕,松本みゆき,大城 篤, 小曽根郁子,橋元 誠,安部 浩


日本農薬学会誌 28, 183-187 (2003)

種々の構造と作用機構を有する抗生物質30種類が放線菌StreptomycesscabiesS.acidiscabiesおよびS.albonigerの気菌糸形成におよぼす効果を調べた.タンパク質合成を阻害する多くの抗生物質が,基生菌糸の生育を抑制する濃度の10%以下の濃度で,気菌糸形成を阻害した.Spectinomycinはテストしたすべての菌の気菌糸形成を,基生菌糸の生育を阻害せずに,選択的に抑制した.Chlortetracyclineはジャガイモそうか病菌S.scabiesS.acidiscabiesの気菌糸形成を阻害したが,S.albonigerには作用を示さなかった.そうか病菌2菌株の植物毒素生産は,spectinomycinとchlortetracyclineによる気菌糸形成の阻害に伴って,著しく減少した.


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