日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan

お知らせ:日本農学進歩賞の受賞

 日本農薬学会員の伊原 誠氏(現(独)理化学研究所)が、財団法人農学進歩賞を受賞されました。
  ・課題名:「環境保全型農業での選択的害虫制御に関する基礎研究」
  ・11月25日に、東京大学弥生講堂で授賞・講演会が開催されました。(下の写真参照)

 同賞は40歳未満の若手研究者を対象とする賞で、日本農薬学会では、前年の日本農薬学会奨励賞受賞者を農薬学会長名で推薦してきましたが、今回、第7回目にして初めて受賞できました。

 財団法人農学会は、そのルーツを、札幌農学校農学会と駒場農学校農学会に遡り、我が国の農学に関する高等教育を支援する組織として、輝かしい伝統をもった法人で、大正14年から、社会的評価を得た、完成された研究者に「日本農学賞」を顕彰されている農学系学協会の集合体である日本農学会とは別組織です。 ですが、本法人は、この日本農学会や、大学の協議体である国立大学農学系学部長会議、日本学術会議、その支援を受けた日本農学アカデミー等の組織と連絡を取りながら、「農事に関する学術の研究を奨励し、農業の改良発展を図ることを目的とする」とし、若手研究者による学術研究を奨励することにより、21世紀の世界の農業が健全に発展する一助として、若手研究者を顕彰する賞である「日本農学進歩賞」を設立され、毎年、日本学術会議に登録されている農学系学協会の長、全国の国公私立大学の農学系学部長、産官学の研究所長からそれぞれ推薦を受け、その候補課題の中から毎年10件程度が選ばれ顕彰されています。

(日本農薬学会副会長 田中啓司)














Back