Comparison of a novel high-throughput screening system with the Bottle assay for evaluating insecticide toxicity
殺虫剤毒性の評価における新規高速大量スクリーニング法（HTS法）とボトルアッセイ法の比較

Isabelle Dusfour, Nicole L. Achee, Michael R. Sardelis, Theeraphap Chareonviriyaphap, John P. Grieco

日本農薬学会誌 34, 283-286 (2009) [抄録/PDF]

殺虫剤の毒性は，一般的にWHOテスト法やボトルアッセイ法で評価されている．最近，高速大量スクリーニング法（HTS法）が開発され，蚊の挙動や死滅に対する殺虫剤効果の評価に使われるようになってきた．我々は，HTS法とボトルアッセイ法を比較して，ネッタイシマカAedes aegyptiに対する殺虫剤の毒性を評価した．二つの方法は等価であることが分かった．異なった主な点は：1）HTS法よりボトルアッセイ法において蚊の反応時間は短かった；2）蚊のノックダウンと死滅はより低い用量で発生した．これらの結果は，各種媒介生物群の挙動反応に対する様々な化学物質の効果評価手法の指針となるであろう． （文責：編集事務局）