日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
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農薬レギュラトリーサイエンス研究会

代表:斎藤 勲   [委員]

 農薬レギュラトリーサイエンス研究会は、農薬のリスクとベネフィットを正しく評価し社会的合意を得るためのフォーラムとして平成6年に設立されました。平成7年1月に第1回のシンポジウムを東京で開催した後、毎年、人への安全性や環境リスクに対する考え方、わが国および海外のレギュレーション動向等に関するシンポジウムを開催してきました。
 農薬はその革新的ともいえる効用と共に、人と環境に対する様々なリスクを内包しており、そのリスクの適切な評価と管理は、開発、規制、使用、消費に係わる社会各層の重大関心事です。国際的にはWHO、FAO、OECDにおいて各国制度の調整、ハーモニゼーション、途上国での農薬使用に対する支援、勧告などの対策が活発にとられ、また、わが国においても各種のレギュレーション(法律、ガイドライン)が逐次準備されてきています。これらの基盤はいうまでもなく農薬・環境に関する科学的知見ならびに科学技術であり、日本農薬学会としても各種レギュレーションを科学的、技術的にいかにサポートするかについて積極的に調査、研究、討議、発言、提案すべきであると考えています。
 レギュレーションを研究、討議することが学問として成り立つのかといえば、すでに欧米の学会ではレギュラトリーサイエンスとして一般化しており、またわが国でも医学、薬学、農薬の領域においてはこの種の集まりが活発に行われているのが現状です。広く農薬の登録・規制・安全性評価・管理に関与され、また関心をもたれる産公学の方々の間で討論を深め、農薬のリスクとベネフィットを正しく評価し、それに基づくレギュレーションについて社会的合意を得ることはきわめて重要です。また、このレギュレーションが社会の中で成立するためには社会一般とリスク認知について合意されていることが必須です。このような社会の仕組みを構築するため、人・環境へのリスクとベネフィットの問題を学際的展望の下で取り扱い、重要な農業資材の一つとしての農薬の位置付けをレギュラトリーサイエンスの議論の基に確立すると同時に、社会一般に正確且つ十分な情報を提供していくことを本研究会の目標としています。


研究会開催案内:


 第23回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成27年11月30日(月))


過去の研究会:

 第22回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成26年12月8日(月))

 第21回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成25年12月9日(月))   [シンポジア]

 第20回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成24年12月6日(木))

 第19回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成23年12月15日(木))

 第18回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成22年12月 7日(火))   [シンポジア]

 第17回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成21年12月11日(金))

 第16回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成21年2月12日(木))

 第15回レギュラトリーサイエンス研究会 (平成20年2月29日(金))
 (「環境委員会・市民シンポジウム」と合同開催)

 第14回レギュラトリーシンポジウム (平成18年12月14日(木))

 第13回レギュラトリーシンポジウム (平成17年12月16日(金))   [シンポジア]

 第12回レギュラトリーシンポジウム (平成16年12月16日(木)〜17日(金))

 第29回大会と合同でシンポジウム「残留農薬のリスクの評価・管理・コミュニケーション」を行いました。

 第10回レギュラトリーシンポジウム (平成15年10月30日(木)〜31日(金))
   第21回農薬環境科学研究会と合同

 第9回レギュラトリーシンポジウム (平成14年12月13日[木])

 第8回 シンポジウム(2001年)「遺伝子組替え作物のリスクアセスメント」   [シンポジア]

 第7回 シンポジウム(2001年)・第26回大会シンポジウム(共催)
  「農薬のリスク削減のための評価のあり方と方策」

 第6回 シンポジウム(2000年)「農薬の影響評価と環境保全」    [シンポジア]

 第5回 シンポジウム(1999年)

 第4回 シンポジウム(1998年)

 特別小集会(1997年)

 第3回 シンポジウム(1997年)
  日米農薬残留ワークショップとして開催(農薬残留分析・農薬レギュラトリーサイエンス合同開催)

 第2回 シンポジウム(1996年)

 第1回 シンポジウム(1995年)

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