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Intrinsic bioavailability of 14C-heptachlor to several plant species
数種類の植物に対するヘプタクロルの生物利用性を調査する目的で試験植物の根部を放射性標識ヘプタクロル含む水耕液中に72時間処理した.処理した植物の根および地上部に存在する放射性残留物の量とその特性は根部濃縮係数(RCF)および蒸散流濃縮係数(TSCF)値を算出することで調査した.RCFおよびTSCF値は,それぞれ126(トウモロコシ)から4086(レタス)および0.052(白菜)から0.494(ズッキーニ)の範囲であった.カボチャやズッキーニでは未代謝のヘプタクロルが蒸散流を経由して根部から地上部へ移行し,更なる主要な代謝は認められなかった.シス-ヘプタクロルエポシキドはトマト,キャベツ,白菜およびレタスの主要な代謝物であった.シス-ヘプタクロルエポシキドの更なる代謝は,これら植物の地上部において顕著に認められなかった. |