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Acute toxicity and related metabolism of pyridalyl in Chironomus yoshimatsui and Hyalella azteca
殺虫剤ピリダリルのセスジユスリカ幼虫およびヨコエビの一種であるHyalella azteca成体に対する急性毒性および代謝について14C標識化合物を用いて調べた.その結果,平均実測水中濃度に基づく急性LC50値はそれぞれ1.1 mg/l (48時間),0.015(96時間)mg/lであり,いずれの生物種においても主な代謝様式はジクロロアリルオキシ基のエーテル結合の脱アルキル化および抱合化であり,より高い代謝能がセスジユスリカでは認められた.ピリダリルの生物中濃度に基づく半数致死体内濃度LR50値は両生物種で同レベルと考えられる事から毒性ポテンシャルに顕著な違いはなく見かけの毒性は取り込み挙動や代謝能に大きく影響されているものと考えられた. |