Isoxazole derivatives as a potential insecticide for managing Callosobruchus chinensis
アズキゾウムシCallosobruchus chinensis用殺虫剤イソオキサゾール誘導体

Archana Upadhyay, Madhuban Gopal, Chitra Srivastava and N. D. Pandey

日本農薬学会誌 35, 464-469 (2010) [抄録/PDF]

20種の3,5-二置換イソオキサゾール誘導体を，置換カルコンと塩酸ヒドロキシルアミンとから従来法やマイクロ波合成法により合成した．生成物はTLC，IR，¹H NMRと¹³C NMRデータおよび元素分析データにより同定した．化合物を殺虫活性試験アズキゾウムシCallosobruchus chinensis（パルスビートル）に対して行ったところ，1a（LC₅₀ 36 mg l^-1），1d（LC₅₀ 110 mg l^-1），2c（LC₅₀ 93 mg l^-1）と5b（LC₅₀ 134 mg l^-1）は，推奨されている殺虫剤であるジクロルボス（2,2-ジクロルビニル-ジメチルホスフエイト）（LC₅₀ 155 mg l^-1）よりも高い活性を示した．これらの化合物は新殺虫剤設計のリードになることが期待される． （文責：編集事務局）