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Antibacterial activity of alkyl gallates and related compounds against Ralstonia solanacearum 没食子酸エステル類およびその類縁体の抗青枯病菌(Ralstonia solanacearum)活性を調べた.没食子酸エステル類のなかでは没食子酸メチルが最も強い活性を示し,エステルの炭素数が長くなるにつれて活性は低下した.没食子酸エステル類はグラム陽性菌や糸状菌・酵母を中心に広い抗菌スペクトルを示すが,従来の報告では炭素数8前後のエステルが最も強い活性を示すとされており,青枯病菌に対する没食子酸エステル類のスペクトルはそれらとは全く異なる特異なものであった.フェノール性水酸基の数と位置の異なる没食子酸関連化合物およびそれらのメチルエステルの中では,唯一,2,3-ジヒドロキシ安息香酸メチルが没食子酸メチルよりやや強い活性を示した.没食子酸エステルの抗青枯病菌活性発見の契機となったGeranium属植物の二次代謝産物として報告のある化合物の中では,ゲラニインが中程度の活性を示した. |