|
Structure-activity relationship of carboxin-related carboxamides as fungicide
種々のカルボキサミド化合物を合成し、その構造と殺菌活性の関係を調べた.殺菌活性と殺菌スペクトラムは,アミドの芳香環と窒素原子上の置換基に依存していた.それらの中で,N-(ビフェニル-2-イル)-2-クロロピリジン-3-カルボキサミドが灰色かび病に対し高い活性を示し,対応する1-メチル-3-トリフルオロメチル-ピラゾール-4ーカルボキサミドがより高い活性を示した.さらに,N-フェニル基上のオルト位に疎水性の分岐アルキルをもつ化合物が,高活性で広い殺菌スペクトラムをもつことがわかった.N-フェニル基のベンゼン環は,チオフェン環で代替でき,チオフェン環のアルキル基を最適化することで,種々の病害に対し高い効果を示すペンチオピラド(化合物1,N-[(2-(1,3-ジメチルブチル)-3-チエニル)]-1-メチル-3-(トリフルオロメチル)ピラゾール-4-カルボキサミド)を見出した. |