日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan

Revisiting the Hansch-Fujita approach and development of a fundamental QSAR
Hansch-藤田解析の原点からの新たな定量的構造活性相関解析法の構築


Seiji Hitaoka, Hiroshi Chuman
比多岡 清司,中馬 寛


Journal of Pesticide Science 38, 60-67 (2013) [抄録/PDF]

1962年のHanschと藤田による定量的構造活性相関解析(QSAR)に関する最初の報文から50年目にあたり開催されたMemorial Symposium for 50th Anniversary of Hansch-Fujita Approach (8/25,2012,京都)における講演に基づくが, 本総説はその内容を大幅に改訂したものである.Hansch-藤田QSARと同じく自由エネルギー変化の線形則を基盤とするが,非経験的分子軌道法等の分子科学計算による薬物-タンパク質間相互作用エネルギーの定量的解析を導入した新たなQSAR [LERE (Linear Expression by Representative Energy terms)-QSAR] の考え方およびそのいくつかの応用例を本稿で紹介し,Hansch-藤田QSARからの発展としての新しいQSARの一方向を示す.


Back