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Molecular basis of resistance to mesosulfuron-methyl in Japanese foxtail, Alopecurus japonicus
中国東部の冬小麦畑で連用されているアセトラクテート合成酵素(ALS)阻害型除草剤メソスルフロン・メチルに対して,セトガヤが抵抗性を強めてきた.その抵抗性の程度を全植物体を用いて検定したところ,抵抗性系統JS-5の抵抗性指数は感受性系統JS-7より100倍高いことが,またインビトロの実験でもALSの感受性がJS-5で低下していることが確認された.さらに両系統のALS遺伝子をクローニングして 配列を比較し,ドメインAの197番目に位置するプロリンがトレオニンに置換されており,この変化が抵抗性をもたらしていることを明らかにすることができた.(文責:編集事務局) |