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A simple and sensitive assay using GC-MS for determination of chlorfluazuron in termites 土壌性シロアリの防除に使用されているクロルフルアズロン(CFZ) のGC-MSを用いた新しい定性定量分析法を検討した.抽出には少量の有機溶媒を使用し,溶媒を留去することなく10分間の昇温プログラムによる分析では,シロアリ1g当たり0.1〜2.5µgの範囲で直線的な検量線が得られた.検出限界はシロアリ1g当たりで0.003µg, 定量限界は0.1µgであり,添加したCFZの平均回収率は95.6%( 精度1.19〜6.43%) であった. この分析法でCFZを処理したMacrotermes gilvusのアリ塚内CFZの分布を調査したところ,王室内の働きアリで最も高い濃度のCFZが検出され,ついで塚壁部の働きアリ,育児室の働きアリ,育児室の幼虫,塚壁部の幼虫の順であった.(文責 編集事務局) |