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Pesticide residues in Greek apples with protected geographical indication or designation of origin 地理的表示保護(PGI)あるいは原産地呼称保護(PDO)表示のあるギリシャ産リンゴ80個を,51種類の対象農薬について,「敏速,簡単,廉価,効果的,厳格かつ安全な(QuEChERS)」方法により分析した.その正確さと精度は,4濃度(10〜250µg/kg)での回収実験によって評価した.12種類の残留農薬が,75個の陽性検体中から(ただし1サンプル当りの検出農薬数の平均は6.0種類)検出された.高い検出率は,クロルピリホス(n = 75),キナルホス(n = 75),およびパラチオン(n = 73)において認められた.80個のうち2個だけが最大残留基準を超えるレベルの残留農薬(メチルパラチオン)を含有していた.スピアマン相関分析によると,α-エンドスルファンとβ-エンドスルファン(r = 0.823),フルフェノクスロンとペンコナゾール(r = 0.683)の残留間で高い相関が見られた.生産物の種類もまた残留量の重大な要因ではあるが, 主要成分分析はすべてのPDO/PGIリンゴの残留農薬レベルに類似性を示した.(文責:編集事務局) |