第18回農薬レギュラトリーサイエンス研究会　開催案内

主　催 ： 日本農薬学会・農薬レギュラトリーサイエンス研究会
日　時 ： 平成22年12月 7日(火）　　10:00-17:00 の予定
場　所 ： 東京農業大学　百周年記念講堂
参加費 ： 3000円
懇親会 ： 4000円　（シンポジウム終了後、17:30頃からを予定）

テーマ ： 「未来へ向けた食安全のあるべき規制について考える」

概要：
　ポジティブリスト制度は施行後5年が経過し、この間その運用や功罪をめぐって種々の議論がなされた結果、化学物質に対する食品の安全性が確保されつつあります。しかし、食の安全をめぐっては、化学物質だけでなくカビ毒等の有害物質、Ｏ−１５７などの食中毒、遺伝子組み換え食品など多くの問題が山積しているのも現状です。
　一方、消費者の食生活では食品の質の確保だけではなく、安価で安定した量の確保も重要な課題であり、我が国の施策として生産性の向上、食料自給率の向上がうたわれている一方、逆に飽食とそれに伴う食品の廃棄も問題となっています。
　このように食品の安全性、食料自給率、食品の廃棄等の問題に対して様々な取り組みがなされていますが、農薬の利用方法、遺伝子組み換え作物を用いた生産の導入など生産性向上に欠かせない要因について、いまだに社会的なコンセンサスが得られているとは言い難いのが実情です。
　今回のシンポジウムでは食品の安全性と安定供給のバランスを維持しつつ、総合的な食品安全に向けて将来を見据えた適切なレギュレーションのあるべき姿を討論したいと思います。リスク評価・管理の機関による食安全に向けた取り組み等の現状及び動向についての講演の後、講演者及び参加者の間で総合討論を行います。

講演者案及び講演内容：　（数字は講演順ではありません）
　　1. 農水省・農産安全管理課・調査官 ： 古畑徹氏
　　　　・農畜水産物の安全性向上のための取組の現状と課題
　　2. 農水省・大臣官房政策課 ： 堀部敦子氏
　　　　・我が国における食料をめぐる現状と課題
　　3. 食品安全委員会・事務局 ： 佐藤京子氏
　　　　・安全な食品の安定供給とリスク評価−農薬は何故誤解されるのか−
　　4. 消費者庁・食品表示課 ： 江島裕一郎氏
　　　　・食品衛生法における食品表示制度
　　5. 東京農業大学・国際食料情報学部 ： 上岡美保氏
　　　　・食品安全に対する消費者意識−社会科学の視点から−
　　6. 国立医薬品食品衛生研究所・安全情報部 ： 畝山智香子氏
　　　　・食品安全行政の基準値とリスク−違反・合法とリスクの大きさ−

総合討論：
　　　質疑応答の内容をまとめました。こちらからご覧ください　（PDF）（Word）

参加申し込み・問合せ：
　　　　 なるべく e-mailでお願いします。（所属、氏名、連絡先（e-mailｱﾄﾞﾚｽ、TEL、FAX）、懇親会の参加の有無をご連絡下さい）
　　　　

バイエルクロップサイエンス（株）、研究開発本部、星野敏明
TEL:03-6266-7153、FAX:03-5219-9732
e-mail:toshiaki.hoshino@bayer.com

（2009/09/30 掲載）（2011/ 4/27 更新）