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日本農薬学会お知らせメール 2009.10.6
2009農薬レギュラトリーサイエンス研究会(第17回)
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日本農薬学会会員の皆様
2009年度 農薬レギュラトリーサイエンス研究会(第17回)
主催 : 日本農薬学会・農薬レギュラトリーサイエンス研究会
協賛 : 東京農大・農薬研究部会
日時 : 平成21年12月11日(金)10:00-17:00の予定
場所 : 東京農業大学 百周年記念講堂
参加費:5000円の予定
懇親会:行う予定です。案内は後日(参加費は4000円位を予定)
テーマ : 国内、海外の農薬登録に係るガイドライン及び評価システムの動向(仮
題)
農薬登録制度は農薬の生産供給や農薬使用に関して、その品質と安全性を保障する
上で根幹となっているものです。このため、農薬登録には様々な試験成績が要求さ
れ、それに基づいた安全性等の評価が行われてきました。しかし、最近になって、
農薬取締法等の法改正、残留農薬基準へのポジティブリスト制度の導入、水や土壌
などへの新たな残留農薬基準値の導入があり、更に社会意識や世論の動きに対応し
、農薬登録制度が大きく変化しています。
水の残留基準値として、従来も水田農薬を対象とした水質汚濁に係る農薬登録保留
基準値がありましたが、現在では非水田農薬も対象とし新しい考え方の水質汚濁と
水産動植物を対象とした基準値となっています。また、食品安全の観点から魚介類
や畜産物に対する残留農薬基準が設定されつつあります。この制度では魚体中への
濃縮性、家畜(哺乳類や家禽)における代謝試験や残留性試験が農薬登録のための
新たな試験成績として必要とされています。その他、農薬の急性摂取から急性参照
量、農薬使用者に対する安全性の担保のため使用者暴露を考えたリスク評価制度、
新たな毒性徴候を評価するための毒性試験などの導入が検討されています。これら
の動向はOECD、EU、EPAといった国際機関の動きとも無縁でなく、国際的な動向が
日本のシステムの導入される傾向にあります。
今回のシンポジウムでは、農薬規制に係る規制当局にガイドラインや安全性評価シ
ステムなどの現状及び動向についての講演、試験機関による新しい動きの紹介の後
、国際的な規制動向の採用が強まる中、「あるべき規制」も踏まえつつ、講演者及
び参加者の間で総合討論を行います。
プログラム予定(講演者所属・氏名・講演題(仮題))
(開催時間は10:00から17:30で、講演時間は各45分の予定です。)
1.農林水産省(農産安全管理課)・堀部敦子・農薬登録に係る国内外の状況
2.食品安全委員会事務局・佐藤京子氏・日本における農薬評価の現状と今後の課題
3.農林水産省消費・安全局 畜水産安全管理課・石川清康氏・飼料中の農薬に関す
る残留基準の設定
4.厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課・工藤俊明氏・食品衛生法に基づく
残留農薬基準の現状と今後
5.環境省 農薬管理室・木下光明氏・水産動植物の被害防止に係る登録保留基準に
ついて
6.HESI(Health and Environmental Sciences Institute)サイエンティフィックア
ドバイザー・武居綾子氏・ILSI HESI農薬安全性評価研究プロジェクト(ACSA)の成
果とその後
7.残留農薬研究所・加藤保博氏・食品残留基準の設定とARfD(急性参照量)
全講演が終了後、総合討論(約40分)を予定しています。
詳細な開催案内を適宜農薬学会ホームページに掲載します。
参加申し込み、問合せ:なるべくe-mailでお願いします。(所属、氏名、連絡先(
e-mailアドレス、TEL、FAX)、懇親会の参加の有無をご連絡下さい)
バイエルクロップサイエンス(株)、研究開発本部、星野敏明
TEL:03-6266-7153、FAX:03-5219-9732
e-mail:toshiaki.hoshino@bayercropscience.com
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