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Fungitoxic and Phytotoxic Activities of Cinnamic Acid Esters and Amides
数多くのケイ皮酸エステル及びアミド化合物を合成し,それらの抗菌及び植物生長阻害活性試験を行った.抗菌活性の強さはシンナモイル基のベンゼン環上の置換基の影響を受けて著しく変化した.4位にイソプロピル基あるいは塩素原子を導入すると抗菌活性の増加が認められた.低級アルキルアミド化合物はアニリド化合物より強い活性を示した.N-Isopropyl-4-chlorocinnamamide(N-35)は全化合物中で最も強い抗菌活性を示し,10 ppmで白絹病菌(Corticium rolfsii)の生育を66%阻害した.エステル誘導体の中では,ベンゼン環の4位に塩素原子を導入した methyl 4-chlorocinnamate(O-19)が白絹病菌に対して強い抗菌活性を示した.植物生長阻害試験結果では,ほとんどの化合物が胚軸より幼根に対する阻害活性が高かった |