日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文25巻4号

Lethal Activity of Gallo- and Condensed Tannins against the Free-Living Soil-Inhabiting Nematode, Caenorhabditis elegans
自活性土壌線虫Caenorhabditis elegansに対するガロタンニンおよび縮合型タンニンの致死活性


Ahmed S. A. MOHAMED, Tomoaki MORI, Syed. Q. ISLAM, Masashi SATO, Toru YAMASAKI
Ahmed S. A. MOHAMED,森 智昭,Syed Q. ISLAM,佐藤正資,山崎 徹


日本農薬学会誌 25, 410-415 (2000)

我々は先に,3-(α-メトキシベンジル)イソオキサゾール誘導体が,殺菌・殺虫活性を有することを報告した.本報告では,3-(α-メトキシベンジル)イソオキサゾール誘導体の殺菌・殺虫活性発現における鏡像異性の効果を調べるため,5-[2-{4-(3,4-ジクロロフェニル)-2,3-ジアザ-1,3-ペンタジエニル}-α-メトキシベンジル]-3-メチルイソオキサゾールの鏡像異性体を合成し,それらの立体配置をX線回折法で決定した後,キュウリうどんこ病,キュウリべと病およびモモアカアブラムシに対する活性を評価した.その結果,いずれの場合もR体の活性は,S体よりも10倍以上高かった.


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