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Effects of Synergists on the Insecticidal Activity of Chloronicotinyl-related Benzyl Compounds against Houseflies
クロロニコチニル系化合物の6-クロロ-3-ピリジルメチル基を置換ベンジル基に変換した化合物のイエバエに対する殺虫活性を,共力剤としてプロパルギルプロピルフェニルフォスフォネート(NIA)単独,およびNIAとピペロニルブトキシド(PB)とを併用した条件で測定した.その結果,標準化合物であるアセタミプリドを含む約半数の化合物はNIAにPBを加えても活性はほとんど上昇しなかったが,他の化合物においてはNIAのみで求めた活性を3〜40倍高めた.また,イエバエ頭部より調製したニコチン性アセチルコリン受容体に対する結合親和性は,NIAのみを用いて求めた殺虫活性より,NIAとPBとを併用して求めた殺虫活性とよりよく相関し,殺虫活性を測定する場合は共力剤としてNIAとPBを共に用いる方が良いことが明らかとなった. |