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Degradation and Leaching of Herbicide Imazosulfuron in Upland Soils
イミダゾピリジン環及びピリミジン環の炭素を14Cで標識したイマゾスルフロンを用いて畑地状態の土壌中における分解性及び土壌カラム中での移行性について検討した.イマゾスルフロンは土壌中において半減期約40 日の速度で消失した.主要分解経路はスルホニル尿素結合の加水分解であり,分解物としてADPM 及び IPAN を与えた.イマゾスルフロンを土壌に処理して 30日間エイジングすることにより,エイジングをしない場合に比べて土壌カラム中での移行性は小さくなり,また,ADPM及び IPSNは親化合物と比較してより土壌に強く吸着された.このことからイマゾスルフロンは畑地状態の土壌中において比較的速やかに消失し,また,下方移行性は時間の経過に伴って小さくなることが示唆された. |