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Plant Growth-Regulating Activities of 4-Chloroindole-3-acetic Acid and Its Esters
4‐クロロインドール‐3‐酢酸(4-Cl-IAA)およびそのエステル類の植物成長調節活性をキク,ナンテンおよびピラカンサを用いて調べた.4-Cl-IAAおよびエステル類は,散布処理によってキク挿し穂に対して顕著な発根促進活性を示し,発根促進活性ではエチルエステルが最も強く,続いて1‐プロピル,メチル,アリルエステル,フリー体の順であった.一方,ナンテンに対する落葉抑制活性においては4-Cl-IAAおよびエステル類のうち,1‐プロピルエステルが最も強い抑制活性を示し,次いでアリル,エチルエステルの順にその効果が高く,その他の化合物は,低い効果しか示さなかった.更に,ピラカンサにおける果実鮮度保持活性においても1‐プロピルエステルが最もその活性は強く,次いでエチル,メチル,アリル,2‐プロピルエステルの順であった.これらの結果は,エステルのアルコール部分の炭素数は3個までが4-Cl-IAAの活性の増強には適当であることを示した. |