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Differential Accumulation of Protoporphyrin IX between Oxyfluorfen Resistant and Non-Resistant Soybean Cell Lines
ミトコンドリア型プロトポルフィリノーゲンオキシダーゼ(プロトックス)の過剰発現によりオキシフルオルフェン(2-chloro-4-trifluoromethylphenyl 3-ethoxy-4-nitrophenyl ether)に抵抗性を示すと推定される選抜ダイズ培養細胞と非抵抗性の通常ダイズ培養細胞を用いて,薬剤処理によるプロトポルフィリンIXの蓄積量ならびに螢光顕微鏡像を比較した.プロトポルフィリンIXの蓄積量はすべての条件下で抵抗性細胞の方が少なく,またプロトポルフィリンIXに起因する赤色の螢光は通常細胞の細胞質,および膜系でのみ認められた.抵抗性細胞ではクロロフィルからの自家螢光が観察されたが,オキシフルオルフェン処理によりその螢光は消失した.これらの結果は先に示した抵抗性機構をより強く支持するものであるとともに薬剤処理後のプロトポルフィリンIXの局在についての他の報告の知見と一致するものである. |