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Mathematical Model of the Uptake of Non-Ionized Pesticides by Edible Root of Root Crops
1‐オクタノール/水分配係数(log Kow)の異なる非解離性農薬furametpyr(log Kow=2.36)及びpyriproxyfen(log Kow=5.37)を使用し,水耕栽培にてダイコン根部への取り込み経路を調べたところ(1)蒸散流を介した根毛から根内部への移行,(2)暴露水から根部表層への分配吸着,(3)根部表層から根内部への浸透拡散,と大きく3種類に分類された.furametpyrは蒸散流とともに根毛から根内部に取り込まれるのに対して,pyriproxyfenは根部表層に分配吸着され,その後表層から内部へと浸透拡散すると思われ,log Kowに依存して取り込みの主要経路が変化することが示唆された.以上の結果をもとにpartition-theoryを原理として,新たに農薬の根菜類根部への取り込みを予測できる数理モデルを構築した.また,モデル構築時の1/10の濃度で処理されたfurametpyrおよびpyriproxyfenの根部取込み量を分析し,予測値と比較した.その予測値と実測値の比はfurametpyrで1.01‐1.38,pyriproxyfenで0.75‐1.28となり,本モデルの有効性を示す良好な結果が得られた. |