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Estimation of Out-Crossing Rate in Monochoria korsakowii Using the Herbicide Resistance Trait as a Marker
除草剤抵抗性遺伝子は花粉の飛散や種子の散布によって拡散する場合がり,その動態の把握は雑草防除にとって極めて重要である.本研究では以上のような見地から,抵抗性と感受性のミズアオイ個体を用いた実験集団を用い,他殖によるスルホニルウレア系除草剤抵抗性遺伝子の流動について検討した.ミズアオイの戸外集団では,セイヨウミツバチなど昆虫の訪花条件下において感受性個体に由来するヘテロ接合体(SR)の割合は10.0〜65.1%となり,推定他殖率は10.4〜67.8%であった.この結果,完全優性を示すミズアオイの抵抗性形質は他殖によって感受性集団に広がる可能性が高いことが示唆された. |