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Degradation of the Fungicide Benthiavalicarb-isopropyl in Soils
ベンチアバリカルブイソプロピル(BVI)のベンゾチアゾール環ベンゼン部位およびバリン部位の二つの14C標識体を用い,土壌中での分解を容器内試験で検討した.畑条件での半減期は牛久土壌が7日,掛川土壌が3日,また湛水条件での半減期は牛久土壌が11日,掛川土壌が6日であり,いずれの条件においても分解は速やかであった.主要分解物として5化合物を同定し,これらはいずれも処理7,28日後に最大となったのち減少した.親化合物の減少に伴い,non-extractable residueおよび14CO2発生量の増加が認められた.14CO2の発生量はバリン部標識体で多かった.滅菌土壌では両条件ともにBVIの分解が著しく抑えられた.BVIは土壌中で,まずアミド結合が加水分解され,続いて多くの化合物を経て最終的にCO2になる経路により分解されるものと推察した. |