日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文30巻3号

Effects of 6-Benzylaminopurine Applications on Bud Sprouting in Aralia elata Seem.
タラノキ(Aralia elata Seem.)の新梢発生に及ぼす6-ベンジルアミノプリン処理の影響


Hiroyuki Sugiura, Takaaki Azuma
杉浦広幸,東 孝明


日本農薬学会誌 30, 199-202 (2005) [抄録/PDF]

成長の進んだタラノキの芽の収穫量を増やす目的で,成熟した株の新梢発生に及ぼす6-ベンジルアミノプリン(6BAP)の影響について検討した.挿し木に伴い伸長した芽数は,株の基部節の方が上部節より多く,また6BAP 50 mg/l散布区は無散布区より多く誘導された.挿し木採取のため幹を切り取った後の切り株からの伸長した芽数は,無散布区で1株当たり1.4個であったが,6BAP 50 mg/lの3回散布区では3.4個と増加した.一方,上部節を切り取った3,4年生株の幹に新たな伸長した芽数は,無散布区で1.8個であるのに対し6BAP 50〜200 mg/l散布区では2.9-3.5個と形成数が増加した.


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