|
Volatile Emission by [N-(-)-jasmonoyl]-alanylleucine from Rice Leaves (Oryza sativa L.)
ジペプチド結合型ジャスモン酸であるN-[(−)-ジャスモノイル]-L-アラニル-L-ロイシンを調製し,その生物活性を調べた.その結果,このジペプチド結合型ジャスモン酸がイネ葉から大量のリナロールを放出させる活性をもつことが明らかとなった.一方,N-(−)-ジャスモノイル-D-アラニル-L-ロイシンには活性はなかった.サクラネチンをイネ葉に生産させる活性はどちらにも見られなかった.これは,生物活性を持つジペプチド結合型ジャスモン酸に関する最初の結果であろうと考えられる. |