日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文32巻1号

Efficacy of orysastrobin against blast and sheath blight in transplanted rice
オリザストロビンのイネいもち病および紋枯病に対する防除効果


Gerd Stammler, Manabu Itoh, Isao Hino, Akihide Watanabe, Kenichi Kojima, Masatoshi Motoyoshi, Andreas Koch, Egon Haden
Gerd Stammler,伊藤 学,日野 勲,渡部昭英,小島研一,元吉政俊,Andreas Koch, Egon Haden


日本農薬学会誌 32, 10-15 (2007) [抄録/PDF]

オリザストロビンは,ストロビルリン系に属する新規殺菌剤である.育苗箱処理により本剤は,水稲の主要病害であるイネいもち病および紋枯病に対し高い防除効果を示し,持続効果に優れる.また,本剤は水稲に対して,高い安全性を有する.2004年度および2005年度に採取したイネいもち病菌を遺伝子診断法によって調べた結果,本剤感受性の低下をもたらすと予想されるチトクロームb遺伝子の変異は認められなかった.


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