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Construction and validation of an insecticide resistance-associated DNA microarray
チャバネゴキブリ,シロイチモジヨトウ,イエバエ,アカイエカを含む6種類の昆虫から,殺虫剤抵抗性に関係すると推定される遺伝子とポジティブコントロールの合計646個をPCRにより得た.これらはチトクロームP450,イオンチャンネル,防御関連酵素などの遺伝子であった.すべての標的遺伝子を用いてDNAマイクロアレイを構築した.18種類の標的遺伝子をもつPCRプローブを作成してマイクロアレイのハイブリダイゼイションに関する特異性を検証した.イエバエの感受性株とシペルメトリンおよびマラチオンに対する多剤抵抗性株間の遺伝子発現量の差を解析したところ,抵抗性株では17個の遺伝子が過剰発現していた.この結果から,特にP450のうちCYP4とCYP6ファミリーの遺伝子が抵抗性に重要な役割をもつことが判明した.qRT-PCRで検証した17個の遺伝子も同じ傾向を示し,本マイクロアレイが殺虫剤抵抗性の研究に適していると考えられた.(文責:編集事務局) |