日本農薬学会 Pesticide Science Society of Japan
HOME学会誌掲載論文32巻3号

Synthesis and herbicidal activity of a pentafluorosulfanyl analog of trifluralin
トリフルラリンのペンタフルオロスルファニル誘導体の合成と除草活性


Dongsung Lim, Jung-Sup Choi, Chwang Siek Pak, John T. Welch

日本農薬学会誌 32, 255-259 (2007) [抄録/PDF]

2,6-ジアミノ-4-ペンタフルオロスルファニル-N, N-ジプロピルアニリン(2)を市販試薬として入手可能な1-ニトロ-4-ペンタフルオロスルファニルベンゼンから直接的に合成した.発芽後試験において,2はトリフルラリンに比べ約2倍の活性を示し,殺草スペクトルは同様であった.一方,発芽前試験においては2はシバムギやメヒシバに対して約5倍の活性を示した.これまでに得られているジニトロアニリン系除草剤の構造活性相関の結果からみて,2の毒性はトリフルラリンと同様であると考えられる.


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